ショードッグとしての子犬について
育てる上での注意、クオリティーについて
 
以下の質問がありました。
生後2ヶ月過ぎの子犬をショーに出したくて譲り受けました。しかしその前にこの子がショーチャレンジできるクオリティーが有るのかが心配です。
どのように判断したらよいでしょうか?


生後2ヶ月くらいの時から、前足、後ろ足の癖のある子は見当がつくとは思いますが、全体的な構成や、バランスについては成長と共に良くなったり悪くもなるので、その時点で絶対とは言えないでしょう。
 
そのクオリティーの判断は実際には5ヶ月くらいになってからで良いと思いますが・・・。
今2〜3ヶ月のショークオリティーがあると思われるパピーを育てるにあたってその素質を伸ばし、芽を摘まないように気をつけることについて、私の考えを少しお知らせしたいと思います。ただこれはあくまで私の考えであってショーに望まれる方が全てそのように考えていらっしゃるとは限りませんのであしからず。

まずオーナーさんに望む子犬を育てるにあたっての心構えですが、変に神経質になっていませんか?オーナーさんがショーパピーを育てることに気負いを感じすぎて、神経質になっているとなおさら子犬は敏感に反応するので、ゆとりを持って、
ゆったりした気持ちでのびのびと、しかしメリハリつけてダメなことはダメと、おおらかに育てることが大切です。
 
3ヶ月を過ぎると、子犬自身に保守的な傾向が強まってくるので、
いろいろなものへの滑り込みが今までよりも大変になってきます。生後2ヶ月までに見られたいろいろなものに対する好奇心、冒険心旺盛の次期が消えてくるので、いろいろな刺激に敏感に反応するようになってきます。ですからそれらの刺激に慣らせていくことが大切です。
 
たとえば、様々な音、足の裏の感覚(砂利、草、土、ぬれた地面、水たまり、鉄板)
リード、自分より大きなもの、車の走る音、エンジンの音、ガソリンの臭い、その他の臭い、ドライブ、風の強さ、雨、その他、等々。
 
具体的に説明すると、
散歩の時いろいろな足場を体験させることはとても大切です。だっこのお散歩でも、音やあらゆる刺激を体験させてください。

リードがつけられるようになったら、道路をまっすぐ歩いてるときマンホールのふたを平気で踏めるように、インドアで鉄板をふんで驚く犬がたくさんいます。音の反響に驚かないように(インドアのショー)日頃から練習しておきましょう。

もしマンホールのふたのところで、よけようとするなら、車通りのないところを選んで、はじめだっこしてマンホールの上に子犬をのせてやります。子犬がそこからすぐ移動しないように手を添えてしばらくのせてみます。いやがらなくなったら、次にリードを短めにもってその上を歩くように誘導します。なれるまで少しずつ毎日練習してみてください。
下水の金属板でも同じです。歩いている時、よほどの障害でない限りは平気で歩けるようにいろいろな足場を経験させてあげることが大切です。

リードをつけたら日頃のお散歩と、しっかり歩く練習を別個にやります。
歩く練習は限られた10畳くらいのスペースで@四角く歩く、A三角に歩く、B丸く歩く、C行って帰って折り返して歩く、練習をしてください。歩き終わったところで、D立ち止まり(フリーステイ)アイコンタクトを取るように心がけると良いでしょう。

両足をそろえて走らないように、片足ずつの足の運びで常に動けるようにさせてあげます。速度が速まっても足の運びが常に交互になるように練習します。

ドライブに連れて行ったとき、
近頃はたいてい運転中は車の窓は開けませんね。
でも、車の窓を左右1/3〜1/2位ずつ開けて、ドライブ中のいろいろな車の騒音、
大型車のすれ違う音、クラクションの音、工事現場の音、その他にも出会う様々な音
通り過ぎる空気の流れ、それに乗ってくる様々な臭い、強かったり弱かったりする
風の動きを体験させてみてあげましょう。
特にパピヨンの子犬であれば、それらの聞き慣れない音に、初めのうちは
お耳がパタパタはためくかもしれませんね。

そして時々確認のためチェックしてみましょう。
台の上に乗せて高いところでも平気でいられるようになりましたか?
体のあちこちを触られてもじっとしたままでいられるようになりましたか?
口元、歯を触られても暴れずにじっとしていられるようになりましたか?
突然の物音にもパニックになったりしませんか?
などなど

以上のことが徐々にできるようになることと、飼い主さん又は、ハンドラーさんに対する
子犬の信頼関係は常に比例するものですから
、訓練が入れば入るほど、
聞き分けが良くなればなるほど、他の物事に対して、子犬は動じなくなっている
ことと思います。
子犬は3ヶ月になってくるととたんに、恐怖心を覚え始めていろいろなものへの興味冒険心が覆い隠されていくので、今が大切な経験のさせ時です。
うちのシンババのようにならないためにも・・・

子犬にとっての1週間は、人間の子供でいえば1ヶ月分弱に相当するくらいですから
1週間で急に人見知りになったり、先週とは態度が急に変わったとしても当然でしょう。
人間の子で考えても1ヶ月前と成長が変わらない子はいないですよね。
とにかく、
犬の場合は人と違って年月日のまわりが早回りであることをお忘れなく。
人生80年に対して犬は15年くらいですから・・・

日々の時間を短時間であっても、いかに有意義に費やしてあげるかです。
チェックポイントのはみがき教室、子犬のしつけに載っている服従訓練、パピーちゃんへのしつけについてを、マニュアル通りではなく、その子にあった段階程度に応じて、根気よく教えていってあげることがよい子犬、ショーパピーを育てる秘訣です。
 
人間の子供でも同じですが、その子ごとに程度、進行状況(飲み込みの早さ、身につける速度)は違ってくるので、それを飼い主さんが、今何をしてあげる最適の時期なのかきちんと見極めて適度なしつけを入れていくことが、その子のよい素質を十分伸ばしてあげられる秘訣になるのです。

よりよいショードッグはよりよい家庭犬でもありますので素晴らしいショードッグを育てるということは、すばらしい家庭犬(コンパニオンドッグ)を育てるということとまさに同じことだと私は思います。

それにしてもほんの小さい子犬のうちにすでにこの子はショークオリティー間違いなし!!
と判断できるようであれば、純粋犬のブリーダーさん達はきっともっと素晴らしい犬ばかりを自分の犬舎に残していることと思います。

子犬の成長と共にこんなはずではなかったと思うこともしばしばです。純粋犬の犬種向上のためには、その犬種のスタンダードとされているものを自分なりに把握して、自分の理想とする犬種像に近づくように皆さんが骨身を削って努力を重ねてらっしゃるのだと思います。

ですからショーチャレンジをしていこうと思われるなら、しっかりと自分の犬の欠点、利点を客観的に把握しておくことも大切ですね。とかく自分の犬には盲目になりがちですが、あなたはご自分の犬の欠点、利点がおわかりになりますか?

もう一度冷静にスタンダードと、ご自分の理想とされる純粋犬像をイメージして、ご自分の犬をまず観察してみてくださいね。わかりにくいようでしたら、皆さんから認められているショードッグとして活躍しているあこがれの純粋犬と考えても良いでしょう。

他にもまたいろいろな意見もあると思いますので、一つにこだわらずいろいろな方の意見を参考にされるとよいでしょう。

もう一つショーチャレンジを志そうと思う方にぜひ見ていただきたいページがあります。
パピヨンシンババのページをぜひご覧ください。そしてご自分なりに十分考えていただきたいと思います。
HAPPY SMILESより子犬のしつけ、ちょっとメモ 4
子犬を迎えたばかりの飼い主さんからの良くある質問について、ちょっとメモ程度に書き留めてみました。管理人が、これは!!と思いついたときに内容を書き足していきますので、微妙に違っていることもあると思います。改訂日を参考にしてください。
今回はショードッグのパピーについて頭に入れておいていただきたいことについてです。
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2004.2.3 改訂
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