2002/12/3
管理人のつぶやき
パグ犬チビ
チビは、ぼくがようち園の年長さんの時に、うちにきました。うちには、めすのパグがいたので、そのおむこさんにと、遠くひようごけんからぼくのうちにきました。
 チビが赤ちゃんだったときは、2キログラムのおもさで、年長さんのぼくは、だっこするのに少し大へんでした。今ぼくは3年生になって、25キログラム、チビは、9キロ。だっこするのは、かなり大へんで長くだっこしていられませんでした。でも、今は、だっこもしたくてもできなくなってしまいました。
 なぜかというと、チビは、この世にはいないからです。今年の7月22日の夜、ぼくが東京のおばあちゃんの家へとまりに行っていたるすに、ねっしゃ病になり、お父さんが病院へつれていき手あてをしてもらったのですが、23日の明け方5時ごろ息をひきとりました。まだ3才のわかさでした。
 朝東京のおばあちゃんの家に、お父さんから電話がありました。お母さんから、チビが死んでしまったことを聞いて、ぼくは、おどろきました。そして夕方家へ帰って、もう動かないチビにあいました。チビのかわりはてたすがたを見て、ぼくは、とてもかなしくなりました。いつもだったら、ガーガーとうるさい息をしてぼくにしっぽをちぎれるほどプリプリとふってよろこんでくれるのに今のチビは、しずかにねむるようによこたわっているだけです。ぼくは、天国でチビが元気にしていてくれますようにと手をあわせておいのりしました。
 チビとの思い出は、ぼくの心の中にたくさんしまってあります。
 チビのさん歩は、ぼくのかかりでした。3年生になってからは、雨でなければ毎日ぼくが学校へ行く前にかならずしてあげました。朝早くチビのさん歩をしていると、いろいろな人が気持ちよく「おはよう。朝からえらいね。」と声をかけてくれました。チビと楽しく歩いたり、走ったりとても気持ちよかったです。雨あがりの朝のさん歩は、大すきでした。なぜかというと、水たまりがたくさんあるので、ぼくが水たまりのところを通る時、チビに「チビ、ジャンプ。」と言うと、チビは、じょうずに水たまりをぼくといっしょにとびました。
 それから、ごはんの前におすわり、まてを言うとおりにぼくの言うことを聞きました。シャンプーしてあげると、びちょびちょになったチビは、なんだかとてもかわいく見えました。
 きょ年チビとパクの赤ちゃんが1ぴきだけ生まれました。パグの赤ちゃんをぼくは、はじめて見ました。まっ黒でとてもかわいかったです。
 たった3年しかいっしょにいられなかったけれどチビは、ぼくにたくさんの思い出をくれました。だからチビとの思い出は、ぼくの大切なたから物です。
 もし、今度またパグをかうことができたら、ぼくは、チビのようにねっしゃ病にぜったいさせないようにしてあげたいです。そしてチビにしてあげられなかったことを、そのパグにしてあげたいと思います。
 チビ、3年間ほんとうに楽しい思い出をくれて、ありがとう。
今回は、真ん中のチンパンジー(5年生)が、3年生の夏休みに自分の可愛がっていたパグ犬チビの死を偲んで書いた作文を紹介します。この作文は、平成12年度動物愛護絵画作文コンクール低学年の部で、県議会議長賞をいただいた作品です。
私たちがコンパニオンとして暮らす動物たちのほとんどは私たちの寿命に比べて短いものが多いですね。必ずいつかは、別れの時がやってきます。その時、いかに沢山の思い出とともにその別れを穏やかに見守れるか、とても難しいことでしょう。その思い出を宝物として心の中に大切にしまっておくことができたら、きっといつまでも悲しくはありませんよね・・・。
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