レオ レオがうちに来たのは、今からちょうど4年前(平成6年)の夏のことでした。ぼくは、ようち園の年長で、5才でした。その年の夏は、お祭りの当番で、ぼくは森下のやたいで「のぼり竜」というおどりをおどりました。そして、たくさんおしゅうぎをもらったので記念に大きくてかしこい犬をほしいと思い、ゴールデンレトリバーのレオがうちにくることになりました。 赤ちゃんのレオは、ふわふわの、金色の毛なみで、コロコロしていました。ぼくが、やっとだっこできる大きい子犬でした。大きさも、赤ちゃんだというのに、トイプードルのプータローと同じ大きさでした。でも、みるみるうちに、大きくなって、ぼくをこしてしまいました。でも、今は、ぼくも4年生で、体重が30キログラムでレオと同じです。せの高さは、少しぼくのほうが高くなりました。だから、このごろレオの散歩はぼくの係です。散歩の時は、大きい犬なので、あぶなくないように、必ず馬の口わのような首わをつけて行きます。お母さんやお父さんが連れて行く時には、この首わはつかいません。レオは、すぐのぼせるけれど、おりこうでぼくのいうことをよくききます。たとえば、「おすわり」「おて」「おかわり」「ちんちん」「ふせ」「立って」「くわえて」「だして」「おいで」などです。 このごろ、朝散歩をしていると、会社へ行くと中の自転車にのったおばさんや、通りがかりのおばあさんによく声をかけられます。ついこの前、ちょうどレオがうんこをしようとかがんだので、後ろから新聞紙を入れてぼくもかがんでうんこをとっていたら、自転車にのったおばさんが2人、 「うんこをちゃんととるなんてえらいね。おとなでもとらない人が多いのにね。」 といわれました。たしかにぼくがレオを散歩していると中にも、草っぱの中にうんこがコロコロしていたり、ひどい時には道ばたに大きなうんこがこんもりしてあったり、あまり気持ちのよいものではありません。気持ちよく他の人たちに、いやな思いをさせないためには、小さくても大きくても犬は自分のうんこをトイレにながせないので、かっている人がせきにんをもって、うんこをとらなければいけないと思います。 レオは、ぼくと同じ体重で、犬としては大きいほうなので、うんこもぼくと同じくらいの大きさでぼくよりくさいにおいがします。ぼくは、おばさんに、声をかけられて、ちょっとはずかしくて、てれくさかったけれどうれしかったです。もし、ぼくと同じように犬の散歩をしてるけれど、うんこをそのままにしている人がいたら、ぜひ、きちんととるようにしてくれたらいいなと思います。 犬のせわをするのは、とても大へんだけれど、その分、楽しい気分にさせてくれることがたくさんあるのでよかったです。 |
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